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価格¥940
宮仕えを辞して出家した紫式部(香子)は今、彰子が手配してくれた宇治の寺の庵に一人で暮らしている。彰子の元には、娘の賢子が出仕中。彰子の異母弟と恋仲になり、宮中生活を謳歌している。そんな折、香子は顕光左大臣の息女の延子より源氏物語の続きを促す便りをもらうも、関節炎が悪化し筆をとることができない。香子の周囲で、薬を盛られたであろう猫が発見されたりと、どこかきな臭い。一方で筑紫に渡った香子の侍女だった阿手木は、「刀伊の入寇」に巻き込まれる……。鮎川賞受賞作家による王朝推理絵巻、第四弾。文庫書き下ろし。
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出版社からのコメント
宮仕えを辞して出家した紫式部(香子)は今、彰子が手配してくれた宇治の寺の庵に一人で暮らしている。彰子の元には、娘の賢子が出仕中。彰子の異母弟と恋仲になり、宮中生活を謳歌している。そんな折、香子は顕光左大臣の息女の延子より源氏物語の続きを促す便りをもらうも、関節炎が悪化し筆をとることができない。香子の周囲で、薬を盛られたであろう猫が発見されたりと、どこかきな臭い。一方で筑紫に渡った香子の侍女だった阿手木は、「刀伊の入寇」に巻き込まれる……。鮎川賞受賞作家による王朝推理絵巻、第四弾。文庫書き下ろし。